懐かしき街

情報処理試験の帰り道。
10代の青春時代を過ごした街に立ち寄った。
全くと言って良い程に変わっていないその風景に、少し安堵した。あの頃は、本当に悩みが多いようで、少なかったと思う。
当時の一番の心配事はひたすら将来への不安であった。
具体的には進学のことである。
行きたい大学に思い通り合格できるのか？そればかりが僕を駆り立て、机に向かわせていた。
今振り返ってみると、あれで良かったのだという確信と共に、もっと色々なこと、例えば、恋の一つや二つもしてみたかったと思うのだ。まあ、男子校＆進学校ってこともあり、勉強でいっぱいいっぱいな面もあったのだが。笑。
いずれにしても思い出の場所に舞い戻ってみることは、過去を懐かしむということ、そして過去について考察するということを誘発する効果が絶大なようだ。