創作の意味(2)

2004年11月30日 日常
無期停止にあたり考えたことを書きたいと思います。
16歳の頃から詩を創作し始めました。
当時の意図としては、何かモノを書きたいという気持ちが強かったのです。
高校時代、文学部という部活に入りモノを書く楽しみを覚えました。
20歳の時、HPを通じて詩を公開し、その後自分でも驚く程のペースで大量の詩を量産しました。
心に色々な感情が渦巻いて、それを具体的な形にすることができずに、詩という曖昧さも普遍性へと変換できる手段で、思いを書き綴ってきました。
あえて言うならそれが詩を書き続けた意味でした。
「具体的な言葉になりえない感情を捉える」ということです。

しかし、今の僕は違います。
自分の中に渦巻く感情をより具体的な言葉で表現することができるようになったのです。
これは、ある意味では感性の後退とも考えられるかもしれません。
しかし、僕はこれを進化と捉えています。
何故なら、曖昧だった感情なりをよりクリアにすることで、自分を見つめ、そのことによって、自分と大きく差異の無いであろう他者の心を思い遣ることができるようになってきたからです。

以下、今回の決定の理由

?多くの言葉で自分の想いを書き綴れるのにも関わらず、詩に逃げている節が自分にあったこと。

?新たな詩の爆発(創作意欲)への充電。

?一部の人に誤解を与えたこと。(僕の詩は必ずしも自分の事を詩にしているのではないのに、僕自身のことであると詮索されたこと。)

?詩の創作という行為が世間一般では、どことなく暗い印象を与えることに対して、自分自身に耐性がないこと。(つまり、詩が趣味であると堂々と言うことができない。)

?全ての出来事が詩になりうるという確信を得たこと。

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