教育

2006年10月30日 エッセイ

<履修不足>高3男子告発「学校は潔く認めて」

 全国各地の高校での履修単位不足問題で、北関東の私立高校に通う3年の男子生徒(18)が、毎日新聞に「時間割では『世界史』となっていたが、授業内容は『現代社会』だった」と「告発」を寄せた。各地の高校で問題が発覚しても学校側は問題であるとは認めていないという。高校生は「きちんとした説明がないのが気に入らない。『教育は人間形成のため』と言っておきながら、受験の結果を出すためには何でもやっていいというのは矛盾している」と学校側の姿勢に不信感を示している。「現代社会」は大学入試センターの公民3教科の中で、選択した受験生が最も多い。
 男子生徒によると、時間割では世界史となっているが授業内容は現代社会で、教科書も現代社会のものが使われていたという。これまで教師からは「現代社会は世界史と似ているところがあるからいいんだ」との説明を受け、男子生徒も「そういうものなのかな」と思っていたという。全国で問題が発覚した後も教師は「大丈夫」と同様の説明をしているという。
 こうした学校側の姿勢について、高校生はライブドアの堀江貴文前社長(34)=公判中=らによる証券取引法違反事件を引き合いに出し、「先生は『金を稼ぐために何をやってもいいというのはおかしい。社会のルールではやってはいけないことだ』と話していたのに、受験のためには何をやってもいいというのと同じではないか」と批判する。
 この学校は現在までに履修単位不足があったとは公表していない。受験を控えた同級生らは「問題が発覚したら補習を受けなければいけなくなるので発覚してほしくない」と話しているといい、高校生も「その気持ちも分かる」と微妙な心境をのぞかせる。それでも「教える立場の先生たちがそういうことをやっていて一体何を教えるんだと言いたい」と語った。【佐藤敬一】
(毎日新聞) - 10月30日


このニュースを見て、正直、「暇な高校三年生だな。」って思いました。
色々、意見があると思いますが、僕の意見を書きます。
偏見に満ちていることを書きます。
そもそも、個人が書く文章は偏見の上に成り立っているのですが。

>時間割では世界史となっているが授業内容は現代社会

これに近いこと、僕が通っていた高校にもありましたよ。
しかも、僕の通っていた高校では3年分の数学や英語は2年間で終わらせていましたし・・・。(授業のペースは超速で、高校1年の時は毎日、勉強に追われていました。例えば、数学でいえば、毎日教科書20〜50ページ進んで、ひたすら演習問題。英語は教科書以外にも色々とテキストがありました。)
ちなみに公立です。
でも、誰も文句は言いませんでした。
進学校だったので。
とても、感謝しています。

>『教育は人間形成のため』と言っておきながら、受験の結果を出すためには何でもやっていいというのは矛盾している

君は高校で人間形成が出来るとでも思っているのだろうか?
世界史が現代社会になったくらいで、人間形成にどれだけの影響が出るのだろうか?
って、問いたい。

>「先生は『金を稼ぐために何をやってもいいというのはおかしい。社会のルールではやってはいけないことだ』と話していたのに、受験のためには何をやってもいいというのと同じではないか」と批判する。

論点がずれている。
受験のために何をやってもいいって・・・たかが、履修内容を変えただけじゃない?
ある意味、生徒の受験のことを考えてくれた学校側の優しさではないだろうか?

>「教える立場の先生たちがそういうことをやっていて一体何を教えるんだと言いたい」

それは、各担当科目でしょ?
まさか、高校教師は人間性や社会のルールを教えるべきだ!とでも言いたいのか?
それは、教師へ期待しすぎ。

結論、この男子高校生の意図が分からない。
正義感が異様に強い痛い子なのだろうか?
それとも、有名になるための策略なのだろうか?
もしくは、大学に進学できないことへの周囲への妬みなのだろうか?(受験に向けて頑張っている高校3年生はこんなつまらないことに時間を割くわけがないので、大学に進学しないと推測した。)
良い意味で考えれば、非常に汚れのない正義感溢れる熱血な若者なのでしょう。
しかし、社会に出れば、いや、高校を卒業して大人になれば分かるけど、世の中はルールガチガチの中では動いてないんだ。

ちなみに、僕が18歳だった頃の今頃は、読書三昧でした。
9月に大学進学は決まっていたのですが、仲間たちが受験勉強で忙しい時期だったので、基本的に1人で静かに過ごしてました。

批判は受け付けませんので、悪しからず。

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