ISBN:4101361312 文庫 辻 仁成 新潮社 2006/11
やっと読み終えました!!
辻作品の中では今のところ一番長い小説でしょう。
感想は、辻作品の中でも1,2を争う名作だと僕は思いました。
とにかく、色々と考えさせられることが多い作品です。
真実とは?愛とは?友情とは?人生とは?
カイのおもちゃ箱の進化バージョンとでも言える作品でした。
二つの話が織り成す世界は騙し絵のようです。
同じ名前の人物が微妙に違う立場でそれぞれの物語に存在しています。
もしかすると僕たちが生きる世界にも、アナザーサイドがあるのかもしれませんね。
そんな不思議な感覚にもさせてくれます。
確かに、オズワルドの追憶のラストは少々強引な部分もありますが、単純に読み物として楽しめるので良いと思います。

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