ISBN:4062638177 文庫 藤原 伊織 講談社 1998/07
僕の伯父の親友、藤原伊織さんの出世作です。
会話の良さ、そしてストーリーの細部に渡る繋がり。
とても、秀逸な作品だと思いました。
この作品を読んだ後に、シリウスの道を読むべきだった・・・と少し後悔しました。
いずれの作品にも共通するのは、時の流れが齎す人の変貌です。

人は生きる環境によって、変化し続ける生き物。
僕の知り合いの中にも変貌してしまった人もいます。
それが、良いことなのか、悪いことなのか?僕には決める術の権利も何もありません。
ただ、客観的に見て正義の、そして真っ当な生き方は変わらず続けて欲しいと僕は心より友人、知人に対して思うのです。
夢に生きようが、愛に生きようが、日々に流されて生きようが、それぞれに立派に生きているならば、何も他者に言われる筋合いはないのです。
でも、かつて夢に生きた友人や知人が、夢を投げ捨て、他の道で生きる姿には心を痛めます。
夢は変わり続けるものです。
そして、それはごく自然なことなのでしょう。
それでも、友人、知人が変貌してゆく姿には、いつも心を抉られる思いに駆られます。
せめて、僕だけでもいつまでも誓いあった日の想いを捨てずに、良い意味で成長して生きることができれば、と思っています。

って・・・かなり横道に逸れましたね・・・。

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